女アイドルヲタクの憂鬱

17歳の女アイドルヲタクがあれやこれや悩む話。

最大の悲劇 ②

前の記事で触れた、あまり好めない点について触れていこうと思う。

 

・平仮名が多い


これは私の個人的な好みの話なので本当に申し訳ない。だがH自体、動画などを見ると普通の女の子なのだ。SNSでかわいこぶって平仮名を使ったりするような子では無いのだ。見た目はそういう甘々ピンクで平仮名使ってそうではあるが、人間的に言ったら普通だ。SNSとリアルの差が激しすぎる。

 

だが、私は彼女のファンで現場に通っている訳でも無いし殆どと言って良いほど動画を見た事が無いし私にとっての彼女はSNSで100%構築されているのだ。だからリアルで会ったら絶対好きだと思う。可愛いし。だけど、だけども!私はSNSの彼女しか知らないのだ!以上!

 

推しにガチ恋


後に書くが匂わせをしたり空リプしたりとガチ恋臭がたまらない。というか、ガチ恋。証拠はある。

 

私の推しとH2人を推しているファンが居て、そのファンのリプを見てしまったのだ。「Hちゃん、推しにはガチ恋のこと言ったのかな?」「昨日ガチ恋とか送っちゃった、やらかしちゃった、もし言ってなかったらごめんね」という感じのリプ。

 

ガチ恋じゃねえか!!!!

 

Hは推しにガチ恋。以上。

 

推しのイベントに来る


推しの事が好きなんだな。アイドルとか通り越してオタクとして推しの事が好きなんだな。ガチ恋だもんな。伝わってくるよ。私もガチ恋だしなあ。気持ちわかるよ。推しのアイドルの姿が見たいんだろうなあ。わかる。わかるよその気持ち。

 

でも、プライベートでも会えるアイドルの貴女が現場に来ているのを見るファンの気持ちはきっとHにはわからない。プライベートを知らない、知ることの出来ない私達はアイドルの推しを応援するしか無い。そこにしか居場所は無い。だが、推しにも好かれていて、2人で出かける事が出来て、推しの特別な存在である貴女が私達の唯一の場所に来たら、私達にはもう何も無いじゃないか。どんな顔して推しを応援し続ければ良いのかわからなくなる。

 

あと申し訳ないがオタクへの当てつけのように見えてしまう。オタクと私とは違うのよって、そう言っているみたいに。他にも推しと仲の良いアイドルが現場に来たりするが、ガチ恋感がなくて普通に友達で好きなんだなあって感じだが何故か何も思わない。ガチ恋のHはやはり見え方が違ってきてしまう。何これ残酷。

 

推しへの空リプ、匂わせ


その名の通りだ。推しが海外に行ってしまった時などは、「大好きなこが○○に、、」みたいなツイートを。推しの誕生日にはリプに加えて推しの名前が題名の曲を歌った動画をアップ(彼女は歌が上手い)。更に言うと、推しと出かけた報告を遡ってみると"そういう"のを匂わせるツイートが大体ある。自撮りと共に「UFOキャッチャーできるひとってすてき」みたいな。

 

もちろん推しはそれにいいねをする。何も知らないHのオタクは「俺UFOキャッチャーうまいよ」とかいうリプを送る。この一連、最早ギャグだ。もう慣れた。(大嘘)他に、「るんるんるん」みたいな自撮りのツイートに「何かいいことあったの?」みたいなリプをするオタクを見ると可哀想に思えてくる。だって目の前に、現場に、彼女は今居ます。

 

そして1日の最後にイベントへ行った報告などをするのだが、1つ疑問に思う。なぜHのオタクは私の推しのイベントに来ないのだ?回数行けば、きっとHに会えるだろうに。そしてあわよくば、彼女のファンが押しかけてきて迷惑をかけて彼女は現場に来れなくなり、そしてあわよくば推しに嫌われれば良いのに、と思う。申し訳ない。私は性格が相当悪い事を先に伝えておくべきだった。

 

とりあえず、会いたいならプライベートで会って下さい。プライベートで会っても嫉妬するけど、目の前で現実を見せられるよりはまだましだ。

 

お願いだから、私の推しを応援させて。私を絶望させないで。貴女のせいで推しのファンが減ったらどうするの。本当に減るのかはわからないけど、実際私はヲタ卒しかけた。まあそれは事実。これは私の心が弱かっただけだからHは悪くないのだが、私に推しを応援させて欲しい。応援していてきついって、思いたくないから。お願い。お願いだから。

 

私のHへの気持ちは大体伝わっただろうか。好きの反対は嫌いでは無く無関心だと言うから、私は彼女の事本当は好きなのかもしれない。でも嫌いと好きは同じじゃない。やっぱり彼女の事、好きになれそうにない。SNSとは違って、絶対に、良い人なんだろうけど。

 

そもそもHは推しが自ら好きで付き合っている(友達)人だ。推しに文句は言えない。推しがHを好きだということは、Hがどんな人間でも覆す事ができない。結局、Hがどうのこうの、っていうより、推しに好かれているHが羨ましくて、妬ましいってだけ。それだけ。

 

推しが好いている人を嫌うだなんて本当はしたくない。というか、推しが好きで付き合っているのに嫌うだなんて、推しが嫌いなのと同じだ。だけど、だけども、推しが好きな身として、推しが好意を寄せている特別な相手は、やはり妬ましいものであるよ。みつを。(?)

 

ここからは重めの愚痴なので注意。独り言。

 

Hが羨ましい。死ぬほど羨ましい。顔が可愛くてアイドルになって、そして素敵な素敵な推しに出会って、好きになって、アイドルだから繋がることが出来て、推しも彼女を好いていて、推しのプライベートを知っていて、家族ぐるみで付き合っていて。どんなにお金を出しても写真を撮る事しか出来ない私達とは大違い。住む世界が違う。そう、元々推しとは住む世界が違うのだ。

 

そんなのわかりきっていたことだった。私は推しの人間全てを好きな気でいた。気でいただけだった。私達ファンは勿論アイドルの推ししか知らない。そのアイドルを好きになったのだ。推しの中身なんか知っているはずもない。私は推しを知っているようで、推しの全てを知らない。何も、知らない。

 

一方彼女は、私が知りえない、知ることのできない、手を伸ばしても届かない推しの全てを知ってる。知ることが出来る。その上で、推しの事が好きなのだ。私と彼女とでは愛の重さも形も、同じようで全く違う。

 

何これ、またヲタ卒考えてきちゃう感じ。まあ、しないけど。

 

推しが弟の前で自分をどう呼ぶのかとか、彼女は知っているのだろうか。「どう呼んでいるんだろうなあ。ねえねかな?お姉ちゃんかな?本名かな?」とか今まで幸せに(気持ちの悪い)妄想を膨らませていた私に絶望を与えるには十分な出来事だった。まさかそれを知る事の出来る人間が、身内以外に居るとは、という衝撃。そして彼女も同じように推しが大好きだということ。顔が違うだけで世界が違うという事を突き付けられた気がした。

 

この事件は少し前の事であって、もう自分で落ち着いたと思っていたのだが、やはり書き起こすと感情が溢れてくるものだ。軽率にオタクやめて逃げたくなった。やっぱりやめないけど。好きで好きすぎてオタク辞めたくなってるのに、好きな人から離れるとかいうこれ以上の苦痛があるのだろうか。私はオタク辞めたくなっても、毎回結局この考えに至る。

 

私は推しの事が大好き。おしまい。